刊行2014年8月15日

著者Enbos(嵯峨崎新聞社)

Description羽黒ちゃんをボコボコに腹パンする小説。新書判。32ページ。 ——洋三の保持する艦隊は第一から第四まで存在し、その中でも第二艦隊に羽黒は配属となった。 鎮守府での生活は、羽黒の想像以上に楽しいものであった。他の艦隊との訓練では自分よりも練度の高い艦に戦闘のアドバイスをもらうこともできたし、同型艦の姉である妙高や那智、足柄とも再会することができた。 時折秘書官として第一艦隊へ編入することも多く、その際は洋三と行動を共にし、兵站についての補佐を行うこともあった。その折、彼女は洋三の闇に触れることになる。 暦は5月半ば。爽やかな夏色がちらつき始めた時節であった。 「あの、司令官さん……?」 頼まれていた書類を手に執務室の扉をノックしたが返事が無く、羽黒はそう言いながら、音を立てないようゆっくりと扉を開いた。仄かに香る麝香がゆるい風と共に窓から流れ、羽黒の髪を揺らす。差し込む白い明かりに体を預けるように、洋三は椅子に座って居眠りをしていた。

Technology黒箔押し特殊印刷仕様

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